第4章 オペラの友人(?)でロビンの先輩な話
オペラさんは未だに指を上に向けたまま立っているから犯人は考えなくてもわかる。
ロビンくんは遠慮を知らないのか両脇腹にしっかりと手が這わされているため、くすぐりを止めたいのに力が入らずス魔ホを落とさないように耐えるしかできない。
「あはは!ごめ、ふふふ、ごめんなさい!……もっ、電話っ、ロビンくあはははは!やめ、やめて!」
『…あの………』
「ちが、あははは!ごめ、なさっうひひひ!も、ほんと、あはは!」
『…相談したいことがあったんだけど、解決したからもう大丈夫。俺はお邪魔みたいなので切るよ、皆でお幸せにしてください』
無情にも電話が切れてしまった。
それと同時に脇を這っていた腕の力が弱まる。
久しぶりに大きな声で笑ってしまったせいで乱れた息を整えつつ2人を睨み付ければ、オペラさんはいつもの無表情で、ロビンくんは楽しそうな表情を浮かべていた。
「真剣な相手を笑い飛ばすなんて、とんでもない悪魔ですね」
「えっ!?私のせいじゃないですよね!?」
「先輩さすがです!」
「……………。2人はそういう方でしたね……」
ガックリと項垂れた。
元先輩がどういった用件でかけてきたのかは結局わからなかったが、解決したとも言っていたのでひとまずは申し訳ない、と心の中で謝罪だけいれておく。