第4章 オペラの友人(?)でロビンの先輩な話
「でも何故2人ともこんな邪魔をしたのですか?」
思った疑問を口に出せばロビンくんは驚いたように目を大きく見開いた。
「それはわざと言ってますか!?」
「いや、今まで2人から色々言われることはあっても、こんな邪魔をされたこと無かったので不思議だなぁと思ったんですが」
私の疑問に少しだけ呆れた表情を浮かべた2人。
本来は邪魔をされたことを責めるべきなのに、逆に責められる空気感になってしまい冷や汗が流れた。
「もう少し自覚してください」
「自覚、ですか…」
「先輩を魅力だと思う悪魔は沢山いますよ!」
「そんな馬鹿な」
理解ができない発言に思わずツッコミをいれる。
こんなどこにでもいるような悪魔を良いと思える特殊な悪魔なんて彼等ぐらいだろう。
「僕や先輩達が言い寄ると基本的にはスルーをするのに、少し迫れば簡単にいけそうな反応を見せるから追いたくなります!」
「えっ」
ロビンくんは全く悪びれもしない笑顔でとんでもないことを口走る。
簡単にいけそうて何だそれは。
「誰にでも平等に接するので先程の電話の相手のように、勘違いする奴が現れるんです」
「…嫌いでも無いのに手酷い扱いはよくないかと思いましたが……」
確かに皆は興味のない人や物には無頓着になりがちだけど実際に喋ってみたら面白い悪魔もいるので、私からすると皆が勿体ないことをしているなぁ…と感じるのだが、そういう対応が他の悪魔とは違うのかもしれない。
今後の対応を改めるべきかと首をかしげると「ただ…」と言葉を繋げて2人がそれぞれ私に手を伸ばし、私の右手をオペラさん、左手をロビンくんが軽く握る。
「そういうさんだからこそ、私は好きになりました」
オペラさんの真剣な声色にドキリとする。
2人だけで話をしていたのは見ていないのに、何故こんなにも行動を同じく動けるのか疑問に思うところはあるけれど、それを口に出せるほど空気が読めないわけではない。
真っ直ぐと私を見る2人は少しだけ笑みを浮かべていた。