第4章 オペラの友人(?)でロビンの先輩な話
…ふと、不意に昨日のオペラさんの温度を思い出して少しだけ顔が熱くなる。
その瞬間
ガンッ!と音が響くと同時に突然視界が動き、右肩と後頭部が何かに打ち付けられ、突然の衝撃からクラリとめまいがした。
圧がかかる右肩に視線を向ければ、どうやら壁に押し付けられているようだ。
ふらついた頭で、背中から押し付けられた勢いで頭をぶつけたのだと判断を下す。
喋っていたら舌を噛みちぎっていたかもしれない。
この一瞬でこんなことをできるなんて一人しかいない。
「っロビンくん、どうし…」
顔を上げて発した言葉を最後まで言いきることができなかった。
苦しそうに表情を歪めて、私を射抜くように真っ直ぐと見るロビンくんがいる。
片手は私の肩を壁に押し付け、反対の手は壁に寄り掛かるように肘を固定させ、私はロビンくんと壁に挟まれるように立つ。
物理的な距離が近いロビンくんの鼻先が私の鼻と触れそうで、彼の少しだけ荒い息づかいを感じた。