第3章 アメリと入間と話をする
「二人ともありがとう。今まで告白されたことなんて無かったから、凄く嬉しい…。……………けど、誰かを好きとか意識したことがないから、二人の期待には……」
「」
アメリに言葉を遮られた。
彼女は苦笑いをしながら「わかっている」と言葉を続けて私に一歩近づく。
「何年と一緒にいたと思ってるんだ。私のことを恋愛として好きだと思われていないなんて、言われずともわかる」
「…………そう、だよね…」
「だけど、それはこれから知っていけば良い。今、答えを聞く気はない」
「えっ?」
「。私は欲深いんだ。わかっているだろう」
「………」
「に私の長年の思いを伝えた以上は遠慮はしない。これからは私を恋愛として好きになって貰えるように本気をだすから、覚悟しておけ。……答えはいつかまた、改めて聞かせてくれ」
「……う、うん」
綺麗にアメリが微笑んで私の頭を優しく撫でると「すまない、生徒会の集まりがあるから失礼する」そう言い残して私達に背を向けて遠くに歩いていく。
しばらくその小さくなる後ろ姿を見ていたけれど「ちゃん」私を呼ぶ声に顔を向ければ、私を呼んだであろう入間くんと再び視線が交わった。
「アメリさん、格好良かったね」
「…うん、良かった」
「ライバルがアメリさん…大変そうだなぁ」
「………アメリは、凄いからね」
「僕も、そう思う。……でもね、ちゃん」
「…?」
「他の誰かがどれだけ凄くても、それは僕が欲を諦める理由にはならないから、諦めない。……ちゃんが好きだから、僕のことを見てくれるように頑張るよ」
もう一度だけ私の手を握り「…じゃあ、アズくんを待たせてるから僕も行くね」そう言葉を続けてすぐに手を離して私に背を向けて歩き始めた入間くん。