第3章 アメリと入間と話をする
「それで、さっきの話の続きは?」
「そうだったな。は次の休みに何か予定はあるか?」
「次の休み?特にないよ」
否定をするように首を左右に振れば、アメリは少しだけホッとした表情を見せる。
視線が高くなるアメリを見上げて言葉の続きを促した。
「それがどうしたの?」
「あぁ、特に予定がなければ次の休みに私と…「アメリさん!ちゃん!」
「入間くん」
アメリの言葉を遮るように、突然大きな声が遠くから響く。
視線を移せば私たちを呼び掛ける入間くんの声。
入間くんは一般クラスの私とは違いあのアブノーマルクラスではあるけれど、お手伝いをすることが好きなのか用務員のおじさんの手伝いをしている時に知り合い、仲良くなった。
私達に声をかけたということはアメリとも友達なのだろう。
少しだけ内心で驚きはしたが、生徒会長と一年の中心人物が知り合いなのは何ら不思議ではないので一人心の中で納得する。
入間くんは私達が会話をしていたことに気づいていなかったようで、私達に駆け寄り「こんにちは」とペコリと頭を下げるので、私もつられるように頭を下げた。
アメリは私に会話の続きを話すことをやめたのか入間くんを見ている。
「入間は元気のようだな」
「はい!おかげさまで」
「他の二人はどうした?」
「アズくんとクララは教室にいます。僕はちゃんを探してました」
「えっ?私?」
突然挙げられた私の名前に思考が戻される。
……何か探されるような約束ごとでもしていただろうか。
記憶を辿るが全く覚えがなくて「ごめん!なんか約束してたっけ」と手を合わせて謝りつつ素直に伝えれば、アメリが呆れたように私を見てきた。
…そんな目で見ないでー!心の中で焦りを感じたが、すぐに入間くんから慌てたように否定をされた。
「ちゃんと話がしたくて」私に用事があって探していたらしい。よかった…。