第3章 一章 禁忌
もう全く痛いと言わず、ただただピストン運動に喘ぎ鳴いている。
「飛雄にぃっ!アァっにぃ!」
「薬、射精(だ)すぞっ」
「お薬っ……飛雄にぃのお薬っ!」
「……くっ!」
二回目の中出しを満足するまで堪能した。
初めて満たした性欲を、膣口から出てくる精液が物語っていた。
◆
初めての事後で、渚月は何をされてしまったのか分かっていない。
ボーッと宙を眺めていて動かない。
親が帰ってくる前にシた事がバレない様に、と俺は素早く渚月の服を着せた。
濡れた股を何度も拭いたが、中に入ってる精液は出し切れていないので、後で出てくるかもしれない。
が、仕方ない事だと割り切る。
「おい」
「……な、に?」
「今日の事、二人だけの秘密だぞ」
親に今日した事を話されてしまったら、俺が渚月騙してセックスをした事がバレてしまうからだ。
渚月が性行為を学校で学ぶか、初潮を迎えるまでは俺がシたい時にして、中出しを続けるつもりだ。
一度知ったセックスの快感を、無条件で身体を差し出しヤらせてくれる渚月を、手放す理由がない。
それに何も知らないまま、俺無しではいられない身体に渚月を育ててみるのも、良いのかもしれない。
「分かっ……た」
「それと、これから夜は必ず窓の鍵開けておけよ」
「なんで……?」
ベッドの横にある窓を開け、向かいにある俺の部屋の窓までの距離を確認する。
これだけ近ければ簡単に移動出来そうだ。
「お前の身体治す為に親が寝た後とかの夜に薬入れたりするのに、移動するからだ」
俺の言葉に窓を見て、渚月は素直に頷いて言う。
「分かった……飛雄にぃの言う事、私、聞くよ」
返事を聞き、パンツの上から膣口を触って俺は伝えた。
「アアッ!」
膣口を弄られ、喘ぐのでパンツをズラして腟内に指を入れてくちゅくちゅと弄る。
愛撫も知ってしまった渚月は、快感に震え悶えている。
「アアッ……にぃっ……飛雄にぃっ!」
喘ぐ姿に我慢が出来ず、シャツを捲りあげ、乳房を掴んで乳首を摘んで、耳元で囁いて伝える。
「これからいっぱい…………、此処に薬入れような」
騙されたままの渚月と、これから精液を薬だと嘘を付いて中出しをしていく。
渚月がどんな風に性教育出来るかは分からないし、そもそも俺は渚月の事が好きなのかも分からないけれど。