第3章 一章 禁忌
これが下半身で見て欲しかった事か、と思った。
ネバネバとするおりものを指を擦りながら確認していると、それを見て言われた。
「に、にぃ……お股から、変なの、出てるよ、ね……?」
どうやらこの反応を見る限り、おりものの存在も知らないらしい。まぁ渚月ならば当然なのかもしれないが。
だが、おりものが出る様になったと言う事は、その内生理が始まると言う事になるので、成長に驚いた。
ずっとガキだと思っていたのに、渚月は知らぬ間に女になろうとしていたのか。
「変なの、出てるな」
「ど、どうしよ……やっぱり病気なのかなっ」
「調べてやるよ」
そう告げ、脚を広げて女性器を晒させ、見たかったモノが眼前にあり、中心にある小さな穴に手を伸ばす。
つぷ、と指を膣口に宛て、膣口に入れてみた。
「ひゃっ !? 」
初めての異物感に渚月が声を上げた。
それを聞きながら、くちゅくちゅと腟内を弄りまわすと、何をされているのか分からない渚月が自分の股を見ながら言う。
「あっ……にぃ……何……な、にしてるの……?飛雄にぃの指……何処にある、の……ンっ!」
腟内を弄られ、怯え震える渚月の姿を見ながら、ふつふつと湧き上がる感情が渦巻く。
自分から脱いで触らせている愚か者の幼馴染の渚月。
膣の中に指を入れられているのを、止めようとしない。
何も知らない渚月に、もしかして俺は童貞卒業出来るんじゃないかと思い始めてきた。
治す、と嘘を付けば挿入(いれ)られる気までしてきたのだ。
初潮も迎えていないのだから、生で挿入(いれ)て中出ししたって、卵子がないから妊娠する事も無い。
じゃあ俺達は最後までシてもいいじゃんか、と思い渚月に覆い被さった。
俺がしようとしている事が分からない渚月は、黙って俺の事を見ている。
シやすい様にと脚を広げ、準備を進めていく。
広げた足の中心にある、女性器。男を入れる為にある小さな小さな穴を見て、俺は伝えた。
「今から治してやるから、俺のする事は全部受けろよ」
「……う……んっ……」
返事を聞き、スボンのチャックを下ろし、勃ってきた陰茎を取り出して、扱いて完全に勃たせる。
女性器は男性器を入れる為にある場所だ。陰茎は硬ければ処女相手でも、濡れていれば挿入(はい)るだろう、と膣口に陰茎を押し宛てた。
「飛雄にぃ……?」