第7章 贈り物・悲鳴嶼行冥
悲鳴嶼は鈴音の背中に覆い被さると、上から手を握った。大柄な悲鳴嶼に覆い被さられると、鈴音は自分がすごく小さくなった気がした。そして、囲まれて逃げられないようにも感じる。
「、、、あぁぁっ、、やっ、、だめっ、、、」
その状態で腰を動かされ、鈴音は喘ぐ事しか出来ない。
「、、、鈴音、こちらを向きなさい。」
悲鳴嶼は鈴音に横を向かせると、口付けた。上も下も塞がれて、鈴音はもう訳がわからない。頭の中から溶けていきそうだ。
「、、、ぎょ、め、、もっ、だめっ、、だっ、、めっ、、、」
鈴音の中が、きつく締まる。悲鳴嶼も再度白濁を吐き出した。
悲鳴嶼が体を離すと、鈴音はその場にぺしょっ、と潰れてしまう。
鈴音の顔は涙と涎でベチャベチャだった。
「、、、鈴音」
「、、、ぎょ、めいさ、、、も、、むり、、、」
鈴音は気絶する様に、眠りについた。
悲鳴嶼は鈴音の体を丁寧に拭くと、新しい布団に寝かせてやった。
「、、、鈴音」
鈴音は布団の中ですぅすぅ、と寝息を立てている。
「、、、無理をさせてすまなかった。買ってきたものは、明日二人で開けよう。君が気に入ってくれるといいんだが。」
翌日、動けない鈴音の枕元にたくさんの包みや袋を持ってきて、二人で開けた。鈴音が感極まって泣いてしまったのは、悲鳴嶼しか知らない。