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鬼滅の刃 裏 短編集

第28章 バレンタイン大騒動・柱7人(裏なし)


は歩き出した。とりあえず教室に戻ろう。
「先輩。」
目の前から後輩の時透無一郎がやって来た。
「、、、何で花束なんか持ってるんですか?」
「なんかもらっちゃってね。私も困ってるの。」
「チッ、先越された。」
「ん?何か言った?」
時透君がポケットから何か出した。チロルチョコのようだ。それを剥くと、の口元に差し出した。
「口、開けて。」
「へっ、、むぐっ、、、」
の口にチロルチョコが突っ込まれた。
「美味しい?」
「美味しいけど、、、」
時透君がにっこりと微笑む。
「チョコレート受け取ってくれたよね?ってことは僕が一番だよね?」
「一番って、何が?」
「もう先輩はニブイなぁ。そう言うとこも好きだけど。」
時透君からの告白に、は顔を真っ赤にする。
「ごめん。そろそろ教室戻らなきゃ。」
は時透君に背を向けると、早足でその場から立ち去った。
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