第25章 飴玉味の口付け・不死川実弥
が上目遣いで不死川を見る。恥ずかしそうに頬を染めるは可愛かった。
「優しく、ねぇ。俺が優しいと思うか?」
「不死川はいつも優しいじゃん。」
がニコリと笑う。
「そんなこと言うのお前くらいだァ。後、実弥、な。」
二人揃って屋敷に入る。草履を脱ぐと、不死川はの手を取って、屋敷の奥へと向かった。
連れて行かれたそこは、不死川の自室で、すぐに休めるように布団が敷いてあった。
「、、、覚悟、出来たかァ?」
不死川がに振り返る。
「出来てないって言ったら、待ってくれるの?」
「、、、もう待てねェ。」
不死川は布団にを押し倒すと、口付けた。舌を押し込み、絡ませ合う。
「、、んんっ、、んっ、、んっ、、」
の声にならない声が漏れている。唇を離すと、銀の糸が二人を繋いでいた。
「、、、もうちょっとゆっくりお願いします。」
は真っ赤な顔で荒く息を吐いた。