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鬼滅の刃 裏 短編集

第25章 飴玉味の口付け・不死川実弥


カラッ、コロッ
いつも口の中には飴玉が入っている。いつからか癖のように、飴玉を食べないと落ち着かなくなった。
「お前、相変わらず飴玉食ってるのか。」
少々呆れたように言うのは、同期の不死川実弥だ。
「飴食べてると落ち着くのよ。不死川も食べる?」
は懐から飴玉を取り出した。
「、、、そうだな。たまには食うかな。」
不死川がそう言うと、は飴玉を差し出した。しかし不死川は手を出さない。
「いらないの?」
「そっちのよこせェ。」
不死川の手がの後頭部に回り、突然口付けられる。不死川の舌は器用にの口の中の飴玉を攫っていった。
「ごっそーさん。」
不死川はニヤリと笑うと、が何か言う前にその場を後にした。
は訳がわからない。自分と不死川はそんな関係ではなかった筈だ。今まで同期として、切磋琢磨してきたつもりだ。
(冗談に決まってる。今度はちゃんと文句言わないと。)
はそうやって、自分を納得させた。
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