第24章 天然ちゃんにご用心・不死川実弥
「あの、ありがとうございます。風柱様、ですよね?はじめまして。と申します。」
が不死川と会うのは初めてだった。ぺこりと頭を下げる。
「、、お前、その格好なんだァ?」
「へっ?」
は自分の体を見下ろした。隊服は胸元が開き、柔らかそうな膨らみが見えている。
「これが女性の正規の隊服だと聞きました。どこかおかしいのでしょうか?恋柱様も同じものを着てるとお聞きしました。」
が首を傾げる。不死川は大きく溜息をついた。
「確かに甘露寺は同じの着てるが、他の奴は着てねぇぞ。」
「ええっ、そうなんですか?」
「どうせメガネの縫製係だろ?ちゃんとしたの寄越すように言っといてやる。」
「本当ですか?ありがとうございます。」
は両手で不死川の右手を握ると、ぶんぶんと上下に振った。そのせいで柔らかそうな膨らみが揺れ、不死川は慌てて目を逸らした。