第3章 数学教師・不死川実弥
「好きだ。」
いろはは目をぱちくりさせた。好き?誰が誰を?
「あぁ〜、もう。お前が好きだ、いろは。」
不死川先生は、照れているらしく、頭を掻いた。
「そのブレスレットは付けるにも外すにも特殊なドライバーがないとできねぇ。お前が俺のもんになるつもりがあるなら付けてやる。だが、、、」
不死川先生がいろはを抱き寄せる。
「簡単に外してもらえると思うなよゥ。一生繋がれると思え。」
不死川先生がいろはの耳元で囁いた。
「先生、本当?」
いろはの声が涙声になっている。
「一生、先生のそばにいてもいいの?」
いろはが不死川先生に抱きつく。
「そばに居たい。一生繋がれる。」
いろはは、ブレスレットと自分の左手を差し出した。不死川先生は、ブレスレットを受け取ると、いろはの手首に付けた。
「先生、大好き。」
「知ってらぁ。」
不死川先生はぶっきらぼうにそう言うが、いろはに回す腕は温かくて優しい。
「、、、んっ、、、」
不死川先生は、いろはの後頭部に手を回すと、キスをした。角度を変え、何度も啄むようなキスが繰り返される。
「、、、んっ、せん、せっ、、、」
「、、わりぃ、止まんねぇ、、」
不死川先生はいろはの唇を割って、舌を入れる。