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鬼滅の刃 裏 短編集

第22章 掴めない・不死川実弥


それから、さらに数度、と同じ任務になった。しかし、相変わらずは気づくといなくなっていた。

ある時、実弥との二人での任務があった。
「風の呼吸、壱の型、塵旋風・削ぎ」
鬼の首が飛んだ。体も灰になって崩れていく。実弥は刀を仕舞うと、後ろを向いていたの腕を掴んだ。が慌てたように振り返る。
「、、、どこ行くんだァ?」
の顔が真っ赤に染まる。
「いえ、あの、明日も早いので、一足先に失礼しようかと、、、」
あたふたと言い訳を言っているだが、実弥は知っていた。
「お前、明日休みだろうが。」
「、、、なぜそれを?」
実弥に腕を掴まれているので、は動くことも出来ない。二人共、黙ってしまった。
「風柱様、お怪我はございませんか?」
隠が到着したようだ。実弥はの腕を掴んだまま、隠に指示を出す。隠は変な顔をしながらも、指示に従い、事後処理をしていく。
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