第19章 狂愛・産屋敷耀哉、悲鳴嶼行冥
それから1ヶ月に1回ほどお館様に呼ばれるようになった。
「、、、あぁっ、、かがやさまっ、、、」
ある時は後ろから貫かれ、
「、、もっ、、だめっ、、かが、や、さまっ、、、」
またある時は上に乗り、
「、、、もっ、、むりっ、、かがやっ、さまぁ、、あぁぁぁぁっ、、、」
気絶するまで抱かれた事もあった。
1ヶ月に1回ほどあった呼び出しがここのところなくなっていた。はわかっていた。
お館様の病が進行している。
実際に抱かれたわけではないが、顔を見ていればわかる。最後に会った時、お館様はかなり弱っているようだった。
そんな時、悲鳴嶼行冥に呼び出された。岩柱邸に来るように書かれていたが、特に理由は書いていなかった。
は岩柱邸に向かった。きっとお館様のことで話しがあるんだろうと思っていた。
「、、、よく来たな。」
悲鳴嶼自身が出迎えてくれた。
「、、、こちらに来て欲しい。」
どんどんと屋敷の奥に案内されていく。どこまで行くのだろうか。悲鳴嶼はある部屋の前で立ち止まると、襖を開けた。