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鬼滅の刃 裏 短編集

第19章 狂愛・産屋敷耀哉、悲鳴嶼行冥


「。」
耀哉がを呼ぶ。それだけでは夢見心地だ。
「君は僕のことが好きなようだね。」
はそう言われて愕然とする。誰にも言ったこともない。態度にも出さないように最大限配慮してきた。それをなぜ本人が知っているのか。は膝の上で拳を握った。
「僕も君が好きだよ。」
「、、、へ?」
耀哉の言葉をうまく理解出来ない。この人は何を言っているんだろう。
「でも、僕は結婚している。それに病気のせいもあってね。君を抱くことは出来ない。」
そりゃそうでしょうとも。心の中でそんな事を思いながら、はぽかんとしている。すっ、と襖が開いた。
「岩柱様っ!?」
なぜが開いた襖の先には、綺麗に敷かれた布団と岩柱の悲鳴嶼行冥がいた。
「それでね、考えたんだ。、僕の代わりに彼に抱かれてくれないか?もちろん、僕の目の前で。」
耀哉の表情は変わらない。微笑んでいる。は耀哉を見ていた。
「、もちろんいいよね?」
「はい、もちろんです。」
は考える前に返事をしていた。彼の望みを叶えたい。はそれしか考えてなかった。
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