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鬼滅の刃 裏 短編集

第17章 ちょこれーとぷれい・宇髄天元


「他人の食べてるもんって美味そうだな。」
宇髄が笑いながら言う。
「天元様も食べますか?」
がチョコレートを一欠片差し出した。
「いや、それよりも、こっちがいい。」
宇髄はの後頭部に手を回すと、口付けた。の口内で溶けかけていたチョコレートが、宇髄の舌によって潰されて、さらに溶けていく。
「、、、んんっ、んっ、、ふぁっ、、、」
「やっぱり甘ぇ。」
唇を離すと、すでにはトロンとした目をしていた。
「可愛い、。もう感じちゃった?」
は、かっ、と顔を真っ赤にすると、ぷいっ、とそっぽを向いた。
「んなことしても可愛いだけ。」
宇髄はの顔を自分の方に向かせると、さらに口付ける。はそのまま押し倒された。
「いいこと思いついた。」
宇髄はそう言うと、チョコレートを一欠片口に入れた。の寝衣の帯を解くと、それでの両手を一纏めにして、結んでしまった。
「天元様?何ですか、これ?解いてください。」
が両手を動かすが、帯は緩む気配もない。両手を縛られているだけだが、全身無防備になってしまった気持ちになる。
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