第2章 彼女が酔ったら　　不死川実弥の場合

安が不死川に口付ける。ちゅっ、ちゅっ、と何度も何度も口付けを繰り返す。
「、、、さねみさん、、、」
不死川の顔を覗き込んだ安の顔は、いつもの明るい笑顔ではなく、色香漂う女の顔だった。
「、、あぁ、愛してやるよ。嫌ってくらいな。」
不死川は安を押し倒すと、噛み付くように口付ける。歯列をなぞり、舌を吸い上げ、軽く噛んでやる。
「、、んんっ、、んっ、、ふぁっ、、あっ、、」
安の声が甘くなる。顔を見ると、さっき以上に女の顔になっていた。不死川は手早く安の着物を脱がすと、自分も裸になる。
「、、さぁ、覚悟しとけよ」
不死川のいつもより低い声に、安の背中に甘い痺れが走る。不死川はそのまま耳から首筋に唇を滑らせる。赤い痕を付けるのも忘れない。
「、、、あぁっ、さねみ、さんっ、、もっと、、」
安の声に煽られて、胸に伸ばした手に力が入る。胸の頂はすでに立っていた。片方を指の腹で挟み、もう片方は口に含む。
「、、あぁっ、、それっ、、んんっ、、あっ、、」
「、、気持ちいいかぁ？」
安は必死で頷く。不死川はニヤッと笑うと、胸の頂を両方一緒にキュッと摘んだ。
「、、、あぁぁぁっ、、、」
安は体をピクピクさせている。どうやら胸だけでイッてしまったようだ。
「、、やべぇ、可愛い、、安、口開けろゥ」
不死川は安に口を開けさせると、口付ける。舌を絡ませると、安も一生懸命絡ませてきた。