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鬼滅の刃 裏 短編集

第14章 抱きしめて・悲鳴嶼行冥


は泣きながら訴える。
「では、言い方を変えよう。君の私に対する好きは、家族に向けるものに近い。」
「、、、家族、ですか?」
「あぁ。私はそう思う。」
は考えた。は自分の気持ちは家族に向けるようなものではないと確信していた。どうしたらこの人に自分の気持ちが伝わるのか。どうしたら男性として好いているのがわかってもらえるのか。
「、、、失礼します。」
は立ち上がると、素早く悲鳴嶼に近づいた。悲鳴嶼の頬に手をやると、自分から口付けた。
「、、、これでわかってもらえますか?」
悲鳴嶼は何も答えない。は啄むような口付けを繰り返した。
と、悲鳴嶼の腕が、の腰を抱いた。それと同時に悲鳴嶼の舌がの口の中でに侵入してくる。
「、、、君は、人がどんな気持ちでいると思ってる。」
唇を離すと、少し怒ったような悲鳴嶼の声が聞こえた。
「私だって君のことは好きなんだ。しかし10も離れた継子に手を出すわけにもいかないだろう。ずっと我慢をしてきたと言うのに。」
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