第1章 ◇試練◇
相「わかった。んじゃ、今日克服しよっ」
櫻「は?」
相「まず、翔ちゃんがカッコいいとこみせて、真白の前で吊り橋克服して。はいっ!ほらほらっ、男見せて!男をあげて!!」
櫻「だから無理だってっ!!」
や、上げられたら困るんだけど、それ以上。何気に真白、翔くんのことかなり好意的な目で見てたし。いろいろ知っててすごいよねーって、前にね。前からね。
二「もー戻ってくんなっ?」
松「せめて二人っきりにならないようにね」
そう。今ここには俺らと真白しかいない。
マネージャーとカメラマンは、先にみんなの荷物とか持ってキャンプ場に行ってる。手続きとかロケハンしてるからって。一緒に乗っていっても良かったんだけど、景色がいいって聞いてたし、ちょっと散策しながら行きたいから、俺はキャンプ場まで繋がってる林道の入口で降ろしてもらったの。車より近道とも聞いてたしね。
そしたら、なぜかみんなも降りて。ニノは無理やり降ろされてたけど(笑)。五人だけじゃ何かあったとき困るってことで真白も。でもって、聞いてたとおりの穴場。平日なのもあるのか、ホントに俺ら五人と真白以外誰もいない!だから超のびのびっ!!
そんなこんなで、話しながらワイワイ歩いてきて。ここまではすごい楽しかったのに~。
相「も~…。仕方ない。じゃあほら。お手!」
櫻「…。…。ワン!」
ふざける余裕はあんのか(笑)。あ、うそ、ない。あれガチだ。手ぇのっけたと思ったら、ガッチリつかんで。すぐ相葉ちゃんの腕に自分の絡めて…
しがみついてる?(笑)