第10章 ◇目覚めのとき◇
相「ね。ほんと~に、すぐ寝ちゃったの?リーダー」
大「寝てたね」
寝てたのは嘘じゃない。…『すぐ』じゃないけど。
相「真白が、女の子が!隣で寝てるんだよ?寝れる?それ。俺無理だなー」
大「…そう?」
相「ドキドキしちゃうじゃん!しかも真白…結構可愛いし♪」
大「…」
そうね。かなり可愛いしね。ていうか好きな子だしね、ぶっちゃけ。
その子と、あんな
吊り橋のせいかもしれないけど、真白も、俺のこと…
でもって、あんなキス…
ああ、もうっ!
…ちょっと言いたくなってきたじゃねえか。言わないけどっ。ていうか、気を抜くと他のメンバーに勘づかれるくらい、思い出して顔がゆるんじゃいそうっ。頑張れ俺っ!
相「やっぱさ~、こういう、外とか?そういうシチュエーションって燃えるじゃんっ♪」
大「…そう?(笑)」
そうっ!そーなのっ!!わかるッ!!!
相「なかなか難しいけどさぁ、外でデートとか…。でも、いいよねぇ、キャンプとかアウトドア。気持ちいーしさ」
大「相葉ちゃん、ロケ好きだもんね」
相「大好き♪」
話しながら歩いてたら…早いな。もうちょっとしたら、例の、吊り橋のところだ。