第9章 ◇一夜のアレコレ◇
「…」
背中向けてるから見えてはないんだけど、なんか。真白が俺のことまだ見てる感じがしてる。なんとなく、すっごい視線を感じる…。
で
だんだん同じカッコしてるのも体がつらくなって、さすがに我慢できなくて寝がえりうったら…やっぱりジーって、めっちゃ見つめられてるしっ。
「…」
「…」
さすがに…ねえ?暗くてもわかるから。近いし、全然見えてるからさ。目が合ったのに寝たふりもできないじゃん?
「…なに(笑)」
「…」
「寝ないの?」
「…」
「真白?」
「…私…大野くんのこと、好きになっちゃったかも」
「…え」
えっ!?