第7章 ◇夢の中へ◇
…やばい。なんだ。すげぇドキドキしてきた。完全に目ぇ覚めた。急に、汗かきそうなくらい身体がアツイ。ヤバイ。こんなバクバクしてんのバレたら…チョー恥ずかしいっ。
さっきの、相葉ちゃんのハグとは大違いよ。遠慮がちだし、何より…
昼間も思ったけど、真白の身体、めちゃくちゃやらかい…っ!!
ダメだ。ホントにヤバイ。このままじゃ理性がふっとんじゃう!
「も、大丈夫。寒くないから。寝て寝て」
「…寝れないよ」
「え」
「大野くんいたら。緊張しちゃって」
「ああ…」
やっぱそうか。一応…男だしな。そうだよな。
残念だけど、ちょっとだけ嬉しい気持ち。真白が俺のこと少しは男として?意識してくれたってことが。
外出ようとしたら、背中を掴まれた。いてくださいって。
「でも、寝れないんでしょ?」
「…じゃあ、添い寝して寝かせて?」
「!」
無理。
添い寝したら寝かせる自信ない。
とか本音言いそうになった。真白はいつものお茶目な冗談なんだろうけど…今は心臓に悪いよっ?
『じゃあ、寝袋広げて一緒に寝るか♪』
とかふざけ返す余裕もないわっ。
「なにをゆってるんだい、キミは…」
「うん…。ホント、なに言ってるんだろ…」
「寝ぼけてるんじゃない?(笑)」
「…そう、なのかな…」
「…」
「…」
いや、すげーパッチリした目でこっち見てるよね(笑)。
で
ちょっと、なんか。顔見合わせちゃったら、目ぇあっちゃったら
なんか、そういう空気も、ホントにあって。感じて。
そしたら
その