第6章 ◇ふたりっきり◇
松「いやぁ…。真っ先にカレを追い出そうとしたんだけど…」
二「誰彼構わず襲い掛かってきて。危ないから近寄れないんすよ」
松「ジャンケン負けたから俺が隣になったけど…。こういうわけだから。適度な距離が必要なんですよ」
それで荷物が変なとこに…。あ、もしかしてこれを壁にしてたってことか?
櫻「だから。ごめん、智くん」
え?
櫻「どっか、よそに入れてもらって♪」
…は?
松「カメラさんお疲れみたいだったから、起こすのもなんだし。ああ、真白のテントがいいんじゃない?」
大「!?」
二「大丈夫だって。あーた一人くらいなら入るでしょ。コンパクトなんだから(笑)」
そ、そんな…
そういう、問題じゃ…
大「に、ニノだって!」
二「あ~ごめんなさい?私、妻帯者、なんで」
大「っ」
そ、そっか。それは…マズイか、さすがに…。
や、でも同じでしょ!俺だって…だめでしょ!?そんな!俺だって男だよッ?いい歳の男女がテントで二人…
テントでも、ふたりっきり…
真白と同じテント…?
とかグルグルしてる間に追い出された。寝袋いっちょで!ガチでっ!
渋々みんなのテントの横で一応寝袋に入ってみたけど…さぶすぎて無理。でももうめんどいし、お酒も入ってるから動きたくなくて。
黙ってそのまま丸まってたら
寒くて逆に、なんか…
眠くなってきた…
かも…?