第3章 ◇落ち着いて!◇
二「…リーダー、何やってんの?さっきから」
相「真剣に行こうって説得…じゃあないよね?あれは。どう見ても」
櫻「まさか、吊り橋の真ん中で…愛の告白!?(どんだけ余裕あんのっ?)」
松「それはいわゆる…吊り橋効果で?(笑)」
二「や、少なくともリーダーはそれ関係ないよね。だって全然怖くないんだもん」
櫻「そっか。彼の場合、吊り橋が先か恋愛が先かーってったら…」
二「恋愛よね、フツーに。吊り橋まったく無意味…。あーでも、真白には効いてんのか」
松「じゃ、すごい美味しいシチュエーション?(笑)」
相「でもさ。吊り橋じゃなくてもフツーにドキドキじゃない?だって両肩掴まれて、あんな超至近距離で見つめあうって…ないよ?フツーにキュンでしょっ?ドッキドキでしょっ?」
二「声でけーよっ」
櫻「ひょっとして…そっちのドキドキが恐怖心を上回ればすんなり渡れる…って作戦とか?」
松「逆にね?(笑)」
櫻「逆に」
相「え、そんな高度な作戦!?」
二「高度か?(笑)」
松「何か感覚もさ、順位みたいなのがあるんだよね、確か。命の危険がある方が優位、みたいな」
櫻「あー…聞くよね。かゆいより痛い方が上、みたいなやつ」
松「そうそう」
櫻「それで行くと…明らかに恐怖のが恋愛には勝るんじゃ…」
相「そんなことないって。恋愛だって…命をつなぐのに、大事でしょ?それにほら、恋は盲目って言うし!」
松「お。良いこと言うねぇ♪アツいな~、相葉さんは!」
櫻「まあ、一理あるか…」
相「ときめいてキュンキュンしてるときなんて、テンパって訳わかんなくなっちゃうしさっ♪」
二「それはあーただけです」
松「確かにそこは人によるかもね。まったく他が見えなくなるーとかは、もうあんまないかも」
相「なんだよもー。年は取りたくないな。いつまでも恋する乙女でいよーぜ?」
松「や、そもそも乙女ではない」
二「乙女になったこと一度もないわ」
櫻「はっはっはっはっ」
相「でもリーダー、さすがだね!何か行けそうな気がしてきたっ♪」
二「やるときはやるんだよ、あれでも男なんだ!」
松「狙ってやってんのかは…怪しいけど(笑)」
二「狙ったんじゃない方に全財産賭けてもいい(笑)」
相「俺も(笑)」
松「掛けになんねぇな」
櫻「誉めてんだかけなしてんだかわかんねーなっ!(笑)」