第2章 ◇エスコート◇
あ。
いま…二人っきりじゃん♪も、このままこっちにいてもいいな、正直。キャンプやめて、俺と真白だけホテルに…
ていう心の声まで聞こえてるのか
二「早く渡ってきてぇ~?場所知らないんだから、俺ら」
相「そーだよ。連れてってくれないなら、俺らもそっち戻るよー?」
松「うん。そっち戻っちゃうよー?」
櫻「…ええっ!?(もーちょっとここにいさせてぇ~!)」
ちっ。わーったよ!
行こうと促す。彼女ももちろん行きたい気持ちはある。けど…
足が、進まない。
寄り添って何とか吊り橋の端まで来たけど、一歩出て、戻る。ていうか板に重心乗せてねえ(笑)。
大「え、そんななの?」
真白「そんななの!」
大「そっか~…」
こりゃ大変だわ。
大「高いとこニガテだったんだ?なんか意外」
真白「ていうか…ちょっと前までは全然平気だったんだけど…」
話を聞くと、少し前に仕事で海外行ったときにバンジージャンプやって、水面スレスレってことがあったんだって。
真白「ホントに、髪の毛が水面かするくらいだよ?『絶対長さとかおかしい!』って言ったけど、フツーだって言うの。でも、その次の日…」
同じとこでバンジーやった人、ロープが切れて落っこちたんだって!
大「マジで!?」
真白「結構な大怪我だったらしくて…。それ聞いてから、何かこういうバンジー系のとこが怖くなっちゃったんだよね…」
そりゃ怖いわ。てか一歩間違えたら、落ちてたの真白だったかも…。
怖っ!!!!!