第2章 シドー
シドー「漸く素直になってきたようだな。・・・褒美をやろう。・・・おい。お前達。縄を解け!」
「はっ。」
に近付くと縛りあげていた紐を解いていく。
「終わりました。」
シドーに敬礼をする。
シドー「もういい。持ち場に戻れ。」
警備兵に命令すると一礼し、直ぐに立ち去って行った。
シドー「・・・ところで・・・何をしている?」
今しかないと怯えながらも逃げようとする友懐にシドーが冷たい視線を贈る。
シドー「・・・まだ打たれ足りないのか?」
パシパシと定規を自分の掌に打ち付けながら近づいてくる。
「いや・・・違・・・あっ!!・・・っ」
ぺたりと地面に尻をつく。
「っ!!」
逃げようと机の上から降りようとすればシドーに声を掛けられたのだ。
「・・・ひっ。ごめ・・・なさ・・・」
ビクッと身体を震わせると怯えながら謝罪をする。
涙目な上目遣いで兎の様に身体を震わせる友懐に一段と可愛いらしさが滲み出る。
シドー「どうした?腰でも抜けたか?」
にやりと口許を歪めるが目は笑っていない。
「・・・ぁ・・・ぉね・・・許し・・・て・・・」
後ろ手に後退りをするが、すぐさま壁にぶつかってしまう。
シドー「せっかく褒美をくれてやろうと思ったのに・・・躾はきちんとせねば・・・なぁ?友懐?」
「!!」
すっと自分でも顔が青ざめていくのが分かる。
ぐぃっー
シドー「立てっ!!」
「きゃぁっ!!!」
腕を捕まれ強引に立たされると机へと連れて行かれお尻を付き出す様な形にさせると
シドー「今日1日椅子に座れぬようにしてやる。」
ヒュッーバシンッー
「痛ぁっ!!!」
尻へと定規を振り下ろせば白い肌に赤い痕が残っていく。
シドー「最低100は叩いてやる。」
「嫌っ!!痛い!」
泣きわめきながらいやいやと首を振るが逃げる気はないようだ。
バシンッー
シドー「拒否は認めん!!お前は私を肯定し続けろ!!分かったな。」
バシンッバシンッー
シドー「返事をしろ」
何度も振り下ろし、その度に真っ赤に色付いていく。