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【夢小説】オタク+オタク=? 番外編【影山飛雄/R18】

第13章 ★バレーオタクの子作り大作戦


 朔夜の喘ぎ声と共に刺激が来て、手が止まらない。
 するりと濡れる陰部に触れ、勃起しているクリトリスを摘むとビクンと跳ねられた。

「とびっおっ……それはっ……」
「……クリ、気持ちイイか?」
「はっ……ふっ……アアッ!」

 陰茎は離さずに、クリトリスへの刺激に喘ぐのを見て影山は我慢出来なくなる。
 脚を持ち上げ、両者の体液で濡れる穴に挿入(いれ)て子作りを再開した。

「アッアッ飛雄っ!」
「さくっ……!」

 媚薬の効果が落ち着いてきても、影山が朔夜の事をなかなか解放しようとしないのだった。





「朔夜ただいまっ」
「飛雄たんお帰り〜」

 イタリアで暮らし始めてから二ヶ月。やっと環境に慣れて暮らしやすくなってきた。
 あれから子作りにしっかり励んでいたが、影山の遠征で二週間離れて暮らした。
 高校卒業してから初めて長期間一緒にいなかった為、影山は朔夜に抱き着いて離れようとしなかった。
 本来ならば朔夜も同行するのだが、引っ越して間も無い事もあり、てまりの事を気遣ってくれての留守番である。

「さく〜」

 抱き着いたまま甘えてくる影山を物珍しそうに見ていたのだが、ピタッと動きが止まったと思ったら影山の手が朔夜の額に触れた。

「飛雄たん?」

 何だろう、と見上げていると影山が壁に掛かるカレンダーを見て言った。

「朔夜、明日暇だったよな?」
「うん、明日は休み」

 頷くと影山はしっかりと朔夜を抱きしめて言う。

「じゃあ明日、ちょっと出掛けようか」
「うん。何処行く?」
「行ってからのお楽しみ」
「秘密のお出かけだ!」

 嬉しそうに言う朔夜にキスをしてから、影山は首筋に手の甲を宛てがい、朔夜の体温の高さを改めて確認していた。


 翌日、出掛けた先で交付してもらった地味な手帳が、朔夜の鞄の中に入っていた。
 無地に近い手帳の表紙にはイタリア語でLibretto della gestanteと書かれているのだった。
(2021,5,4 飛原櫻)
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