【夢小説】オタク+オタク=? 番外編【影山飛雄/R18】
第17章 バレーオタクの初入浴
「一緒にお風呂…………やじゃないけど、裸はずかちっ !! 」
キャッ、と照れ答えた朔夜の反応に、影山はピクリとも動けなかった。
朔夜も恥ずかしくて影山の顔を見られずにいたのだが、一分過ぎても影山の返事が来ないのでそぉっと顔を上げた。
「みょっ !? 」
そして影山の顔を見て驚く。
無言の影山の鼻から、ツゥっと鼻血が流れていたのだった。
「はなっ !? 飛雄たん何で鼻血出てるのっ !? 鼻血出てるなら余計にお風呂入れないじゃん!入っちゃ駄目!」
ワタワタと慌てながら近くにあったタオルを鼻に押し付けられながら、影山は意識が飛ぶ位の幸福を感じていたのだった。
一緒に風呂に入る事に照れた朔夜の反応が、影山には死ぬ程に可愛かったのだから。
「飛雄たんっ?飛雄たん本当に大丈夫っ !? 」
アワアワと慌てる朔夜の事を、鼻血を抑えてあるタオルを持ちつつ、影山は抱きしめてしまった。
(あー…………可愛い。朔夜の全部が可愛い……んで、エロい)
暫くまた裸体はお預けになってしまったのだが、影山の心はこれ以上ないまでに満たされているのだった。
(2022,4,14 飛原櫻)