【夢小説】オタク+オタク=? 番外編【影山飛雄/R18】
第13章 ★バレーオタクの子作り大作戦
烏野に行かなければ出会えなかったのだから、あの時の進学の道は間違っていなかったのだろう。
「アッンっ……ふぁっ……はっ……ァっ……」
「さく……さくっ」
「アッアッンっ……と、び……」
喘ぎ求める朔夜に深く口付け、貪欲に互いを求め合う。
たまに自分の体力に付き合わせるのに申し訳ないと感じるが、影山の性欲を断るのは生理中の時だけ。
それ以外は応えてくれ、朔夜は影山を迎え入れている。
(幸せ者、なんだろうな……俺は)
付き合いだした頃から、両親に何度も別れたら次の彼女はいないと思え、と言われた。
バレー以外に興味がなく、空気を読むのも苦手だった。
そんな性格を知っても朔夜は付き合ってくれたし、自分の趣味を全力で押し付けてきたし、勝手に周りの縁を広げていた。
前も後も自分が大事に出来るのは、朔夜一人だけだと思っている。
「さく……射精(だ)すからっ……受け取ってくれっ」
「……んっアッ……う、ん……はぁ……」
トロンとした目で頷く朔夜に再び深く深く口付け、腰を打ち付けて二回目の中出しを影山はした。
中出ししている間、唇を離さず舌を絡ませ合って感触に溺れる。
射精が終わったので、抜こうかどうか悩んでいると、結合部に朔夜の指が触れてきた。
先程と同じで精液が入っているのを確認したいのだろう、と影山は抜いてやる。
「…………アッ」
触れたまま抜かれたので、朔夜が恥ずかしそうな表情で影山を見つめていた。
それからするり、と自分の身体を触り糸を引いた精液が指に付いているのを見て、中出しされたのを認識している様だった。
「さく……また挿入(いれ)てもいいか?」
適量以上を使っているので、朔夜の身体の疼きは酷い。
それを知っているし、影山自身もまだ満足しきっていないので繋がっていたい。
返事を聞かずに亀頭まで挿入(いれ)ていると、朔夜はぷるぷると首を振ったのだ。
「熱くないのか?身体」
「あつ……い」
「じゃあ」
「でも、ね……飛雄、さわ、りたい」
ぽつり、と言った朔夜に影山の動きが止まる。そして恐る恐る確認を取った。
「俺の……何、触りたいんだ?」
「…………飛雄、の」
もじもじと朔夜が言うので、影山は理性の糸がぷつーん、と切れる音が聞こえた気がした。