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【夢小説】オタク+オタク=? 番外編【影山飛雄/R18】

第3章 二次元オタクは童貞を殺したいらしい


 何時も騒がしい朔夜がしおらしく、耳まで真っ赤の顔になっていて。

「……さく」

 スっと頬に手を宛てがい、逃げない様に顔を固定する。ビクッと目を閉じ薄目がちに朔夜は目を開いた。
 やっぱり目の前には影山の顔が合って、今にも触れ合ってしまう程に近かった。

「とび……ぉ」

 小さく呼び捨てで呼ばれ、影山が動く。
 唇は触れそうで触れない。

「…………めっ」

 だが、朔夜の手が影山の口を塞いでしまう。
 分かっていたけれど、これだけムードが出ても決めたルールは絶対の効力だった様だ。

「…………それは、恥ずかしい」

 小さく縮こまる朔夜の肩から腰に向かって手を滑らせながら、影山は確認してみた。

「コレは恥ずかしくないのか?」

 チラッと朔夜は自分が着ている服を確認して、影山の胸元に顔を隠して言った。

「……ちょっと恥ずかし。…………でも」
「でも?」

 尋ねると、朔夜は小声で言う。

「……飛雄、着て欲しかったんだよね?」
「…………俺の為?」
「うん」

 そう言うとまた胸元に顔を埋めてしまった朔夜に、影山は嬉しくて頭がおかしくなるかと思ってしまった。
 自分の為に着てくれた、なんて嬉しいに決まっている。
 朔夜がデレでくれているのも嬉し過ぎるし、正直鼻血が出そうな位にまて興奮してしまう。

(ほんっと可愛くて無理……普段のとギャップがあり過ぎ)

 スルスルと首筋と肩を行きゆきさせながら撫でてやる。
 撫でられるのが気持ちいいのか、朔夜は大人しくしていた。
 無意識にだろうが、朔夜が胸元を手で隠すのでそっと手首を掴んで隠せない様にしてみる。
 それから、改めて朔夜の身体を見た。
 開かれた胸元の肌は白くて、しっかりと膨らんでいる乳房はやっぱり大きい。
 それから動く度にチラチラと見えている乳房の先端を、影山が見逃す訳が無かった。

「……まだ見る?」
「ずっと見てたい」
「……楽しい?」
「楽しいんじゃなくて、飽きない」
「……えっち」
「男なんてそんなもんだろ……」

 見られるのを恥ずかしいと小さくなってしまうので、ギュッと抱きしめてやった。
 それで安心したのか朔夜も抱き着いてきた。
 頭を撫でていると、抱き着いていたいた朔夜がボソッと言った。

「……ごろん」
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