【夢小説】オタク+オタク=? 番外編【影山飛雄/R18】
第12章 彼女が生理だと自己申告してきた時の、正しい回避方法を知りたい
「いや、それは俺にも分からんべよ。うんちゃんが特殊過ぎて」
やっぱり総ては朔夜に問題があるのか、と影山は朔夜の事を改めて睨み付けた所で、澤村と清水が来たので一旦収束するのだった。
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「朔夜ちゃんなんでジャージ二枚重ねなの?それ影山の?」
部活が始まった後、檀上に座る朔夜がジャージの二枚重ねをしているので、清水は不思議そうに尋ねた。
「生理が来たからみんなの事をからかった結果、東峰先輩が身体冷やしちゃよくない、って言ったら飛雄たんが着せてきましたぁ」
昼間から騒がしかった理由を知り、同時に今の上機嫌な朔夜の姿を見て、清水は笑いながらに言う。
「良かったね、影山に心配してもらえて」
「飛雄たんはツンデレ子で何時も優しいんですぅ~~」
素直に相手にして欲しいと、構って欲しいと言えばいいのに、と清水は思ったけれど、今の状態が二人には合っているのだから、と口にするのを止めるのだった。
(影山も、本当に大変なんだろうな。朔夜ちゃん、本当に変わってる子だから)
生理一つでここまで話を大きく騒げる事に、関心するけれど、やっぱり彼氏の影山以外には話して欲しくないと、清水はしみじみと思いながら、朔夜の頭を撫でてあげた。
(2021,4,16 飛原櫻)