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【夢小説】オタク+オタク=? 番外編【影山飛雄/R18】

第12章 彼女が生理だと自己申告してきた時の、正しい回避方法を知りたい


 対応に慣れきっている菅原はほんわかとしているが、東峰は慌てた様子で朔夜に言ってくる。

「だだだ大丈夫 !? もしかして痛かったりする !? 保健室行く !? 」
「旭は落ち着くべ。調子悪かったらこんな事流石のうんちゃんも言わないから」
「ででででもスガっ……せせせせい、りだよ !? 」
「病気じゃないんだから落ち着けって」

 これだ、これを見たかったんだぁ、と思っていた所、背後から殺気を感じて慌てて振り返ると、着替え終わった一年が丁度体育館に入ってきた所だった。
 東峰の様子を見てすぐに覚ったらしい影山が、まっすぐに此方に向かってくる。
 手を見る限り、顔面鷲掴みコース確定である。

「くっ……急な痛みぃ!」

 生理痛キタァ、とアピールしてみたけれど、嘘なのがバレバレだったので、めでたく顔面鷲掴みコースとなった。

「さ~く~や~ぁ~」
「推しに会いたい人生だった!」
「まーまー、影山が怒る気持ちも分かるけど、うんちゃんなんだから」

 影山を宥めようと菅原が言うと、影山は本気顔で言ってくる。

「菅原さんそうやってコイツの事、甘やかさないで下さい!だから調子乗るんで !! 」

 これはマジ怒りだなぁ、と苦笑いしていると、未だに焦っている東峰が言うのだ。

「か、影山、うんちゃんせい、りで調子悪いのかも……」
「東峰さん信じないで下さい!コイツ生理痛とか無いタイプだって俺に白状してるんで !! 」

 影山の怒鳴り声に何故か日向が顔を真っ赤にして言ってきた。

「はい !? 生理 !? 」
「え?何?まだそのくだらない流れ続いてたの?流石に引くんだけど」

 月島の言葉に影山は青筋を立てながら答えた。

「あぁ !? 朔夜が生理になって文句でもあるんか !? 」
「いやもう王様、何に対して怒ってるのか分かんないんだけど」

 このままだと収拾が付かなくなるし、澤村が来たら全員正座コースになると、菅原は慌てて仲裁に入った。

「落ち着け落ち着けって。うんちゃん、影山こうヤキモチ妬きだから、生理とか女の事話俺達にしたら駄目だべ?また大地に怒られるぞ?」
「ふわぁ~~い……」

 やっと大人しくなった朔夜の姿を見て、影山は菅原に尋ねた。その顔は本気であった。

「菅原さん!彼女が生理だと自己申告してきた時の、正しい回避方法ってないですか!」
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