【夢小説】オタク+オタク=? 番外編【影山飛雄/R18】
第8章 ★バレーオタクの中出し決行大作戦
変わらず恋人としての仲は良好だし、男女としても仲は良好。身体の相性も恐ろしいまでに良いと来た。
心も、身体も満たされていくと、新しい欲が出てきてしまうのが人間だった。
(……中出し、してぇ)
それは簡単にしてはならない事だと理解出来ている。
高校からずっと一緒にいて、それはこれからも変わらないと確信してはいる。
が、二人の関係はまだ恋人止まりであり、夫婦ではない。
そもそも遠征が多く、海外にすら行くのに、妊娠でもしたら朔夜は日本から動けなくなり、離れてしまう。
それが出来るならば最初から、Vリーグの世界に朔夜を就職させたりしていない。
片時も離れたくないから、連れ回しているのだ。
朔夜の口から結婚、と言う単語はでないがそれをするのが決定事項だと思っているし、周りもそう思っている。
特に牛島など、事ある毎に朔夜に結婚の話をしていて、第三者である牛島が一番心待ちにしているのではないかと、最近は思っている。
何とか結婚祝いの家は止められそうであるが、今から牛島からの祝いは怖かった。
ただ、肝心な『何時』籍を入れるのかを、決めていなかった。
早い方が良いのか遅い方が良いのか。
その判断がまだ影山には出来ない。
最近親からも籍を入れるならば、早く連絡をする様に、と言われてしまっている程だ。
外堀は完璧に埋まっていて、ハッキリ言えば婚姻届を書けば今日にだって夫婦になれる自信がある。
「…………」
するするっと子宮の上を撫でながら、ぼんやりと考える。
それは勿論朔夜が影山の子供を妊娠する事になったら、嬉しいに決まっている。
子供は勿論欲しいし、一人か二人、欲を言うならば三人は欲しかった。
ただ、その時期はまだ早いと思っているだけで。
「…………そう言えばそろそろ朔夜、生理来るよな」
壁に掛かるカレンダーを眺めながら、ぼんやりと思い出す。
生理期間中はセックス禁止であり、禁欲期間となる。
一度生理中に媚薬を飲まそうとしたら、本気で頬を叩かれたので、それ以降は朔夜の生理周期を完璧に把握する様になった。
「……生理前が安全日じゃないの分かってるけど」
朔夜に中出し、をしたい。
多分話した所で殴られるのは目に見えている。流石の朔夜もそこまで馬鹿ではないのだから。
避妊をしなければ、その先に待つのは妊娠なのだ。