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【夢小説】オタク+オタク=? 番外編【影山飛雄/R18】

第5章 ラッキーすけべなどは二次元だけである


「影山、清水だ。清水に包み隠さず話せ。同性かつ清水は無敵だ」
「……?影山、朔夜ちゃんに何かしたの?」

 影山は腫れている頬の経緯を素直に清水に話した。
 話を聞いていた清水も、途中からは何とも言えない表情になっていた。

「……話してみるけど、した事がした事がだし、あんまり期待はしないでね」
「すみません……」





「朔夜ちゃん」
「潔子さんだぁ!」

 ちょいちょい、と清水に手招きされ、朔夜は嬉しそうに駆け寄ってきた。

「昨日は大丈夫だった?」
「私は元気ピンピンですぅ〜」

 いつも通りなのを確認出来たので、刺激しない様に清水は話をしてみた。

「影山と喧嘩したんだって?」
「喧嘩と言うか〜なんと言うか〜」

 朝程は怒っていないらしく、朔夜は頬を膨らませながらに言った。

「飛雄たんラッキーすけべじゃなくて、ただのすけべだったんですよぉー!おっぱい揉まれたぁ」
「それは影山が悪いね。でも影山も反省してるみたいだし、口はきいてあげてくれないかな?」

 清水の言葉に朔夜はむむー、と腕を組みながら言う。

「潔子さんからのお願いでもなぁ……。順序守れない飛雄たんはえっち虫だからいくない!」
「そんな事言わないで、ね?朔夜ちゃんも影山と喧嘩して口きいてもらえなくなったら寂しいでしょ?」
「寂しいけど……うーん、ぬーん」

 清水の言葉でも首を縦に振ろうとしない朔夜に、これは難しいと思っていると朔夜の友人である山城と柚木が来て声を掛けてきた。

「殿下、影山君の視線が面倒い」
「胸位減るもんじゃ無いんだし、許してあげなよ〜」
「隊長と総帥は飛雄たんの回し者になったな!この裏切り者めぇ!」

 プンスカ怒る朔夜に山城は真顔で言った。

「殿下、捉え方を変えろ。殿下は影山君に胸を触られた」
「うぬ」
「つまり、殿下も影山君の胸を触る権利を得たんだ」
「な、なんだってぇー !? 」
「そんな権利、初耳過ぎるよ隊長」

 ついつっこんでしまう柚木を黙らせ、山城は続ける。

「殿下、影山君は二次元の推しだ。推しの雄っぱおに触れるんだぞ。それを考えたら、自分の胸なんか安いだろ?面倒だからさっさと対応してこい」
「隊長本音ダダ漏れ〜」

 友人二人と清水を交互に見て、それから少し離れた位置からこちらを見ている影山を見付ける。
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