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【夢小説】オタク+オタク=? 番外編【影山飛雄/R18】

第4章 ★バレーオタクの初エッチ大作戦


 何も聞かされていないと慌てる影山に、呑気に朔夜が近寄ってきて言う。

「相手チーム、渋滞にハマって到着遅れるそうですぅ〜」
「海野、良い所に来たな」
「なになにっ?うっしー何っ?」

 目を輝かせながら尋ねてくる朔夜の頭に手を置きながら、牛島は言う。

「結婚祝いは一軒家にしようと思ってな。フルオーダーにするから、希望が合ったら早めに教えてくれ」
「うっしー結婚するん?」
「結婚するのは海野と影山だ」
「なんと!初耳でござる!」

 自分の事を他人事の様に言う朔夜の顔面を掴みながら、影山は慌てて言う。

「いやいや!家は流石にっ!」
「牛島の海野の可愛がり方、尋常じゃないからな」
「初孫を喜ぶ爺さんレベルだよな」

 うんうんと言う周りの反応を見て、牛島は真顔で言ってくる。

「家だけじゃあ物足りなかったか」
「逆なんで逆!」
「家じゃ家じゃ~」

 本当に家を買いかねない牛島に、影山は慌てふためくが、朔夜は呑気に言っていた。
 根本的に朔夜の中で牛島は、優しいおじちゃん感覚なのだ。
 牛島にとっては朔夜は親戚の子供(五歳)と似ている、と言う話だ。
 なので牛島にとっては純粋無垢に懐いてくれる朔夜が、可愛くて仕方ないらしい。
 そこに恋愛感情が一切ないのが救いではあったが、まさか結婚祝いに家を与えようと考えているなど、誰が考えるだろうか。
 止めなければ本当に親レベルの祝い物になってしまう。

「ブルドッグが飼える赤い屋根のお家がいい〜」
「要望を出すな!」
「てまこの弟お迎えするんだぁ〜」
「てまりは犬が好きじゃないだろうが!」
「犬が飼える家だな」
「牛島さん本当に気持ちだけで十分なんで!朔夜はもう口を開くな!後、何でも報告すんな!」
「え〜〜?うっしーとの約束なんだもん」
「内容を考えろ!」

 ギャーギャーと騒ぎながらも、影山の初エッチ大作戦は無事に成功を収めるのだった。
(2021,4,19 飛原櫻)
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