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【夢小説】オタク+オタク=? 番外編【影山飛雄/R18】

第4章 ★バレーオタクの初エッチ大作戦


「狡噛さんは神じゃ!」
「そう言う意味じゃなくて……」
「そもそも狡噛さんだったらイケイケだから、薬なんか使わなくてもあっはんうっふんじゃい!」

 例に出した相手に失敗したと思ったが、朔夜の二次元の意中の相手は狡噛慎也一人だけなので、必然的にその名前しか出せない。
 朔夜の親友二人も、朔夜の狡噛さんへの感情は自分と結ばれたい訳じゃなく、狡噛さんをただただ好きで見守っていたいだけだ、と言われていた。
 そして、それが気持ち悪いとまで。
 そう言う意味合いでも浮気される心配はないだろうし、狡噛さんが好きであるのにヤキモチ妬かないならいいじゃないか、と影山も切り捨てられていたのを思い出した。

「正直に聞くけど!」
「何っ!」

 正座をすると朔夜もつられて正座してくるので、互いに正座で見つめ合って言う。

「お前はもう薬を使う様な、むっつりスケベの俺を嫌いになったか !? 」
「飛雄たん大好き!」
「好きなのかよ!」

 即答で答えた朔夜にツッコミを入れると、それはそれ、これはこれ、と言う表情で朔夜は言う。

「飛雄たんはずっと大好き。むっつりスケベでもちゅき」
「おま……ちょっと嫌いになった、とか……無いのかよ」
「飛雄たんちゅきー」

 両手を広げてあっけらかんと言う朔夜に、ふつふつと怒りが込み上げてきて、ついつい怒鳴り気味に言ってしまう。

「お前はそのちゅき、な彼氏に騙されて処女奪われてんだぞ!分かってんのか !? 」
「それなら、彼女騙して童貞卒業式してる飛雄たんだっていますぅ〜」
「俺は良いんだよ!卒業したかったんだから!お前の気持ちだよ!セックスしたくなかっただろ !? 」

 尋ねると、朔夜は少し考えた様子に変わった。
 性行為するかどうかに関して、真面目に考えている様だ。

「ん〜〜っと……」

 考えに考え込んだ朔夜は答えを出したらしく、素直に答えた。

「まだ早いと思うけど、したくないとは思う」

 はっきりキッパリと告げた朔夜に、影山は恐る恐る確認をした。

「……嫌じゃなかったか?セックス」
「うん。あ、でもねイくのは身体の中がブワァってして、おしっこ出るみたいな感じだったから、アレは嫌」
「俺が中に入ってたのは?」
「ん〜、おっきくて硬くて奥まで来て、アレが気持ちイイって感覚だったのかなぁ?」

 首を傾げる朔夜の顔面を掴み、影山は言う。
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