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【夢小説】オタク+オタク=? 番外編【影山飛雄/R18】

第4章 ★バレーオタクの初エッチ大作戦


 そんな牛島が朔夜を特別待遇として迎え入れてやって欲しいと、上に話を付けてくれた。
 マネージャーとして知識がそれなりに合った事と、頭が悪い訳ではなかった事から「選手の通訳を行う立場になる」と、条件の上この企業にいるのだ。
 日本語が話せない選手は英語を使ってはいる。それでも母国語を使いたい選手も多い。
 ロメロもその一人であり、朔夜はロメロから直接ポルトガル語を学んでいる最中だった。

「ポルトガル語舌が回るぅ」

 ぱちゃぱちゃと水面を叩いて訴えるが、それを全裸でやられたら、ただのエロい女でしかない。
 媚薬入り麦茶を飲んでそろそろ二十分が経過するが、朔夜に目立った異変は見られない。
 これはやっぱり駄目だったか、と影山が思っていると朔夜がポツリと呟いた。

「……なんか騒いだら逆上せてきたかもぉ。飛雄たんお風呂出よ」
「はいはい」

 残念な気持ちいっぱいのまま風呂を出て、髪の毛を乾かしてお手入れをして、就寝となった。
 媚薬が効かなかったのが、ショック過ぎて、影山はどうやったら朔夜とのセックスにありつけるのか、考える。
 朔夜と言えば、影山の気苦労も知らずにすやすやと寝ている。寝付き良過ぎる程に。

「くっそ……まだお預けかよ」

 せめて頬でも触って気を紛らわせようと触った瞬間、寝ている筈の朔夜がビクンと反応をした。

「……?」

 触れてみて、朔夜の身体が熱くなっている事に気が付いた。風邪を引いて熱がある、とは違う感じで。

「……まさか」

 寝ている朔夜のパジャマのボタンを外して、乳房を晒し出す。
 乳房の先端にある乳首を確認した所、ぷっくりと勃っているではないか。

(……コイツ媚薬しっかり効いてるじゃねーか!)

 入浴中に言った『逆上せた』は、媚薬の効果で身体が熱くなっていただけだった。
 それをこの馬鹿は性的興奮だと気が付かずに、逆上せたと勘違いしてさっさと寝たのだと知り、影山はワナワナと震える。

(ヤれるチャンス逃したっ)

 だが、逆上せた、と勘違いして寝てしまえると言う事は、まだ効果が弱いのかもしれない。
 媚薬を使って朔夜がシたい、と思う状況を作らなければ意味がないのだ。

「量が足りなかったなら、増やしてくからな、この馬鹿朔夜」

 影山も意地になって、何がなんでも媚薬を使って朔夜とセックスしてやると、心に誓うのだった。


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