【夢小説】オタク+オタク=? 番外編【影山飛雄/R18】
第4章 ★バレーオタクの初エッチ大作戦
のんびり洗っていたら湯船にいる朔夜が逆上せた、と出てしまう可能性が出るからだ。
髪も身体も洗い、湯船に入り、朔夜を後ろからしっかりと抱きしめた。
「ふへぇ〜、やっぱりお風呂は幸せじゃー」
ぬくぬくと温まり、機嫌が良くなってきたらしい。朔夜はそう言っていた。
そりゃあ自分の手を一切の使わずに、風呂に入っているのだから、気分は良いだろう。
狭い湯船に男女が二人。それも影山は身長が百九十近くあり、一人でも狭いと感じるのに、そこに小柄とは言え、朔夜までいたらぎゅうぎゅうだ。
狭さを言い訳に朔夜を抱きしめ、乳房を揉めないのでその下に腕を回して抱きしめて、腕に乗る乳房を堪能し我慢する。
朔夜の乳房は腕の上に乗っているだけでも、柔らかくて十分気持ちイイのだ。
(今日の朔夜も柔らかくて触り心地良いな……何時になったら、セックス出来るんだよ)
裸の付き合いも微かでもある、成人まで後一年ではあるが男女なのに、許しが出ないと言うか朔夜の口から、性行為したい、と出ない。
影山の口から言えばいいのだが、本能がそれを言ってはならないと警告しているのだ。
だから、出来ないでいた。
「飛雄たん聞いてよぉ」
抱きしめていた朔夜がくるっと振り返り、向かい合う体勢に変わり、影山の太腿の上に跨る様に座り言う。
「ロメロがねぇ、明日からはポルトガル語で話さないと返事してくれないってぇ」
超至近距離に朔夜の乳房があり、影山は話を聞いている所では無いのに、朔夜は構わずに愚痴を言う。
「私ポルトガル語、何となく聞き取れるレベルになってきただけなのに、話せって鬼じゃあ」
ぶーぶー文句を言っているが、それが朔夜の仕事である。
本来ならばVリーグの関係者として就職するには、大学卒業資格が必要となるし、簡単になれるモノでない。
それを無理矢理頼み込んで傍に置きたい、婚約者であると影山は申し出た。
そして朔夜を連れて見学に来た時に、他校ではあるが先輩であった牛島若利が既に在籍をしていて、再会を果たした。
朔夜は高一の時に日向と一緒になって、勝手に宮城の擬似ユース合宿に乗り込み、そこは白鳥沢学園高校であった。
そこの生徒であった牛島と何が合ってか分からないが、彼に気に入られて、数日とは言え可愛がられていたのだ。