【夢小説】オタク+オタク=? 番外編【影山飛雄/R18】
第17章 バレーオタクの初入浴
答えると影山はすぐに立ち上がり、朔夜の手を引いてズンズンと脱衣所に向かっていく。
そんなに一緒に入りたかったのかなぁ?と不思議な気持ちになりながら、朔夜は影山の背中を見ていた。
初めて会った時から大きかった背中だったけれど、最近はますます肩幅も広くて大きく思えていた。大好きな背中だ。
(飛雄たんはでっかくて良いなぁ……)
そんな事を考えている朔夜と共に脱衣場に付くと影山は万が一、に備えてドアを閉めて密室にした。
風呂はもう沸いているので、脱いで入るだけである。
朔夜を脱がせたい、と言う欲が出ているが実行に移せずにいると、朔夜はもそもそと着ていたTシャツを脱ぎ始めていた。
「待った待った!」
「うぇ?」
Tシャツを脱いでキャミソール姿になっていた朔夜は突然の静止に、変な声が出てしまった。
風呂に入るのに脱がないのか、と。
「どしたの?」
やっぱり二人だと狭いし、一緒に入るのを止めるのかと思って尋ねると、影山は小声で言ってきた。
「…………俺が、脱がせる、から」
「…………」
言われた朔夜は自分で脱いだ方が早いと思うのだけれど、と言いかけて言われた事を思い出す。
『兎に角影山の要望に答えれば喜ばれるからっ。朔夜ちゃんは影山に取り敢えず全部任せておけば良い!』
「へも……」
影山に任せれば万事解決、と言う事らしい。
だったら脱衣も影山に任せた方が良いのだろう。
(てまこの服は脱がせたくない言ってたのに、飛雄たんの考えは分かんないなぁ)
どう考えても人間の方が脱がせる量が多くて、犬より大変なのに、と思いながらも朔夜は正直に頷いた。
「じ、じゃあ脱がせるから、な」
「うん」
朔夜が予想外に言う事を聞いてくれるので、影山はガチガチになりながら朔夜の短パンのホックを外し、ファスナーを下げた。
パンツは正直に見慣れてきてはいるのだが、自分が脱がせる事によって見えるのだと違って見えた。
動悸が激しくなるのを感じながら短パンを脱がせて、次は何を脱がせようかと手が止まる。
このままパンツを脱がせて朔夜の下半身を曝け出そうか、ずっと見たくて仕方ない乳房を先にしようか。
悩んだ末に、取り敢えず先にキャミソールを脱がせ、朔夜を下着姿にした。