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【夢小説】オタク+オタク=? 番外編【影山飛雄/R18】

第17章 バレーオタクの初入浴


 可愛い彼女との同棲。
 高校を卒業して、髪型をお団子から三つ編みに変えた朔夜がまた可愛い。毎日飽きずに触って過ごしてしまった程に。
 恋人との二人暮らし。高校生ではないので、エロい事も解禁。
 それに対して影山は脳内妄想が現実になると期待をしていたのだが、思ったよりも社会人になったと言う事で生活が忙しかった事。
 そして何よりも朔夜のガードがいきなり緩くなる訳が無かった。
 抱きしめたり触れる程度のキスをする事は許してくれる。尻を撫でたりすると「えっち!」とは言われるが、駄目ではないらしい。
 けれど、大人のキスであるディープキスをしようとすると逃げられてしまうし、胸に関しては兎に角触らせてくれない。
 えっちぃ事解禁、となり影山が何よりもしたいのはやはり男である。


 性交……セックスをしたいのだ。


 互いに未経験の処女と童貞なのだから、初めてが上手く出来るとは思っていない。
 エロ本でも買って勉強するしかないか、と悩んでいたら何故か朔夜がエロ本を買ってきた。
 影山の部屋にエロ本がなくて面白くないから、と言うから買ってきた責任を持てと朔夜を捕まえて、無理矢理一緒に見てみたら全力で恥ずかしがられた。



バレーオタクの初入浴



「…………お前何で買ってきたんだよ」
「一人で読んでよっ飛雄たんのえっち !! 」
「えっち言われてもなぁ……」

 恥ずかしい、と影山の胸元に顔を埋めている朔夜を見てから、エロ本にある裸の女性の写真を見る。
 全く見ても面白くないと言うか、興奮するとかがなく興味は欠片も出てこない。
 こんな知らない女の裸を見る位ならば、目の前にいる朔夜が裸になって、それを見ていた方が何千倍も興奮するに決まっている。

「さく」
「…………なに?」
「エロ本見てても全然面白くねぇし、コレ見て過ごす位だったら、さく童貞を殺すセーター着てくれねぇか?」
「……飛雄たん、アレ好きだね」
「おう。アレ着てる朔夜、最高に好きだな」

 珍しく好き、と単語を言われたのが余程嬉しかったらしく、朔夜の目がパァっと輝いた。

「すぐに着てくる !! 」

 朔夜自身は深く考えずに言っているのだろうが、影山はエロ本よりもエロいと言っているのに、全く気が付かない鈍感っぷりである。
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