【夢小説】オタク+オタク=? 番外編【影山飛雄/R18】
第16章 ★篭った熱の吐き出し方
少しだけ甘える様にそう告げて、すりすりと頬擦りをする。暫く続けていると朔夜が観念したのか、受け入れてしまったのか、少しだけだが身体の硬さが緩んだ気がした。
影山が朔夜の身体の事を覚えている様に、朔夜も同じで影山の身体の事を覚えてしまっているのだ。
「……あっ」
すっと手を秘部へ滑らせ触ると、ちゃんと朔夜の身体は濡れていた。
媚薬無しでも濡れてくれたのが嬉しくて、腟内に指を入れたくなっしまう。
「……指、挿入(いれ)てもいいか?」
くちゅくちゅと音を立てながら尋ねると、朔夜は全力で首を横に振っていた。ハッキリと拒絶をしているのだから、我慢しなければならない。
しかしギチギチに勃ってしまっている陰茎を放置する訳にもいかない。ここまで勃ってしまったら一度出さなければ。
「……さく、射精(だ)すの手伝って」
「ふゆっ……」
耳まで赤くしているが、理解出来ていない朔夜に壁に手を付いもらい、股の間に陰茎を入れて脚を閉じさせる。
「えっち、だめ」
「ゴムもねぇし、挿入(いれ)ねぇから」
「じゃあ、なに、する?」
「素股」
「す、また?」
ふるふると震えながら見上げてくる朔夜の上に被さる体制になり、朔夜の脚が開かない様にと足の付け根をしっかりと抑える。
そして影山はゆっくりと腰を動かした。
「ひゃっ !? 」
秘部にぴったりと触れている陰茎が膣口を擦るので、朔夜の身体がビクンと跳ねた。
「さく……さくっ……」
快感に影山の腰の動きが速くなっていき、愛液だけのぬめりで滑らかに動いているのが分かったらしい。
媚薬なしの刺激に朔夜は必死に首を振って、嫌だと主張をしていた。
でももう影山は止まれないし、性的興奮は朔夜と共に感じたいのだ。
「アッアッ!と、びおっ……えっちだ、め……お薬ないの、だめっ……!」
「イくからっ……後少しでイけるからっ……さくもっと脚に力入れて挟んでくれっ……」
「ひゃっ……やっ……えっち……やぁ!」
影山は羞恥心に嫌がる朔夜を逃げ出さない様にしっかりと抱きしめ、ぬちゃぬちゃと鳴る性器の摩擦に酔いしれていた。
本番は出来ないけれど、甘え倒せば朔夜は行為を受け入れてくれる、と。
お互い様で相手に甘い事。
「イくっ!さくイくっ !! 」
「んんッ!えっち、やぁ!」