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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第14章 『Goddess』2



萩原「……へぇー、安室サンと緋色サンね。そういう事ならオーケーだぜ」

松田「おうよ、別に良いんだよなぁ警部さん?」

目暮「あ、ああ……無理強いは出来んし構わんが……」




何となく只ならぬ雰囲気を発している為、二人の上司の目暮警部も困惑気味に許可を出している。勿論、四人のやり取りを聞いていた私も色々混乱していた


確かに以前出かけた時に彼らが降谷さん達の所属を察している様子はあったが、まさか潜入捜査の件まで一瞬で見抜いたのだろうか。えっ……だったら色々ヤバいよ、揃って優秀すぎやしませんかね?


とは言え、何だかんだで事件を見るのは精神的にキツイので、私はクリスと一緒に諸伏さんと降谷さんの厚意に甘える事にする。それから数十分をかけ、目暮警部は現場状況を確認する為に鑑識の方に行き、研二くん達が事情聴取を行うのだった───












ところが調査の結果、内部犯が外から狙撃したのは明白で、割れたガラスと被害者の位置から狙撃場所を絞り込んで捜査をするも、犯人な辿りつく事が出来なかった。一応、特定した場所から被害者の体に埋まった銃弾と一致する空薬莢が見つかっているが、それ以外の証拠を捜索中だという


けれど私には何となく察しがついた。きっと男が組織に深く関わっていた人物なのだと、何せ幹部が三人揃ってパーティーに来たのだ。しかもバーボンとスコッチ……彼らがいるのに、恐らく一緒に任務をしているだろうライこと赤井秀一の姿がない。多分狙撃の犯人は彼かもしれない、根拠はないけどそんな確信があったんだ


だからクリスは私を必死に遠ざけんだと思う。一体どうしてポエマーな彼女が私を『女神』と呼び、自惚れなんて疑う余地もないほど大切にするのか。その理由は自分じゃ分からないけど、事件については危険を承知で突き止めようと思わない。それがお互いの為だと悟っているから……


なので今回の事件は数日かけた捜査となる為、私達も返してもらえる事になった。勿論未成年の私は両親に報告されて、家まで研二くんと陣平くんにパトカーで送ってもらう手筈になっている。その場でクリス達とはお別れなのだ



萩原「じゃあ椎奈ちゃん、これから家まで送りますんで」

クリス「ええ、彼女をお願いね刑事さん」

松田「俺らに任せな」
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