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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第14章 『Goddess』2



椎奈「う、うん!良くなってるし……」

クリス「嘘よ、そうは見えないわ!」


さっきよりもっと酷くなってる、と驚いたクリスが大慌てだった。きっと顔が真っ青になっていたに違いない、肝心の降谷さん達なんて飄々と何でもないフリしてるのに……。私ってよくまぁ女優が務まるね、是非とも叱って下さい降谷さん……

すると私達の騒ぎで他の客も騒ついて、それに気づいたらしいあの三人……捜査一課の面々が人の波を分けて私達の元にやってきた。



目暮「え〜、皆さん落ち着いて下さい!一体何事で……おや?まさか君は椎奈くんかね?!」

萩原・松田「「っ?……はぁ?!!」」



そしてやっぱり新一と同様、父の優作経由で私を知っている目暮警部はここに私がいる事をとても驚いた。その後ろでは爆処だった二人の視線が同期の降谷さん達に注がれ、何故か驚きもせずほんの僅かに警戒しながらその目を細めるだけだった。当然、降谷さん達もポーカーフェイスを崩さない


しかし次いで真ん中にいる私の存在も知ると、何故か同期の再会以上に声を上げて愕然としていたのだ。何故か思っていた反応と違い、色々察してそうな態度で拍子抜けする。だから思わず間抜けな顔でキョトンとなりながらも、つい今しがた気づいた様に返事しておいた



椎奈「お、お久しぶりです目暮警部……。それに研二くんと陣平くんも、」

目暮「うん?椎奈くんと君達二人は知り合いかね?」

萩原「あー……、はい。何年か前にちょっとしたご縁があって仲良くしてます!」

松田「つーか、それよりお前、顔色悪いぞ大丈夫か?」



これまた意外そうに私と研二くん達を見比べている目暮警部と、そんな上司に苦笑いで濁した言い方をした研二くん。その隣では陣平くんが壁にもたれる私に数歩近づき、サングラス越しでも具合の悪さをしっかり見透かしていた。そうして彼からぶっきらぼうに心配される私が返事を返す前に、さっと前に踏み出したのは諸伏さんだった



緋色「……すいません、実は椎奈ちゃんと連れの女性が遺体を間近で見てしまいまして。気分が優れないようなので、ずっと四人で一緒にいた安室透と俺……緋色唯がアリバイの代弁をさせてもらっても?」



そう言って諸伏さんが降谷さんを巻き込んで名乗り出ると、研二くん達が不敵な笑みで口角を上げる
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