(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)
第14章 『Goddess』2
二人して不敵な笑みと私を試すような視線が向けられ、思わず心の中のファン魂が「さすがイケメェン……シンクロするとか仲良しかよっ!!」と強くツッコミたくなった。いやいや、リアルじゃ突っ込めないから当然真面目な表情のまま、見上げた顔を手元カードに落とす
そしてスマホのGoogl○サイトで星座を検索させて、その画面を三人の前に掲げた
椎奈「じゃあまず、私のカードからですね……。鳥(カラス)とペガサスと十字、これは星座で4つの星から表せます」
安室「そしてクリスのカード、『愛を告げる』や『脈なしだけど相応しいだけ賭ける』という言葉……。花の写真は薔薇ですね。荊は薔薇を差しますし、愛を告げるに相応しい数は告白を意味する3本。ですが脈なしでも賭けるそうなので、勝ち目0と本数を掛けて0でしょうか?」
椎奈「多分ですけどね、それと安室さんのカードです。カッコの歌詞を一回だけで良い、と言っています。それなら平仮名の「な」か、ローマ字のままになるのが無難な解答ですけど……」
緋色「ああ。だけどそんな答えは単純だろう?違和感がある」
安室「そうですね……。きっと違和感の正体は記号ですよ、波線や音符が小まめ使われている。ですが波線記号は音を伸ばす表現なので『くどい』とは言いません。なので重要なのは音符の配置でしょう」
椎奈「音符の配置……区切ったら数字の『7』?」
緋色「そうなるな。そんで最後、4つ目の問題だけど……」
クリスに見守られて私と安室さん達があっという間に3つを解き、4つ目のヒントとされる安室さんが持ったカードの裏面を睨んだ
椎奈「……これって計算じゃないですもんね?横軸6番目以降の上がABC順の英語と記号、下の二段が数字で、縦軸と横軸の数字も1から始まって0が10の代わりだわ」
緋色「つまり左隣に埋めるものは決まってるな、下に向かって平仮名を振ればいい。これは数字語だ」
そう言った緋色さんが指でマスを順番になぞっていく。①は縦より横が良いらしいので縦1の横4の「え」、②だと下でかけろと言っていたから縦に0と横が3で「ん」、③が最初の一回に7なので縦が一列目の「ま」だ。そして最後の一文字は、甘い食べ物が秘めた意味を指すもの……円満の『ん』だ