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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第13章 『Goddess』1



クリス「まぁそうね、一応彼らはレディに紳士的な方だもの。だから呼んだわけだしね」



男達が揃って異論を唱えた事で、言外に良くない部分があるのを匂わせつつも最低限の好評はあったらしいクリス。どうやら言い分的に頼る結果になった事が不満なようで、私の前に座っている彼女は僅かに顔を顰めていた。仕方がないから呼び寄せた、そんな所だろうか。確かに他の組織のメンバー達じゃ、一緒にパーティーなんて嫌だろうし……


ところで色々今日について聞きたい私は、執事のように立ったままな安室さん達を見上げた



椎奈「えっと、それで影ながらって具体的にどういう事ですか?」

安室「僕らがただの付き添いとしてそばに居続けると、貴女方にいらぬスキャンダルが出るでしょう?クリスに依頼された探偵として適度に離れた場所から見守るようにします」

椎奈「あ!そういう事なんですね、了解です。ちなみにあの、依頼料は私とクリスで別の支払いなんですか?」

クリス「ああ、それなら問題ないわよ椎奈。私がしたくて雇ったんだもの、私の自費で払っておいたわ」

椎奈「えぇっ?!そんなの悪いわ、私も自分の分は払えるし!」

クリス「そんな気遣いは良いのよ。このまま大人の私に甘えておきなさい」



安室さんから設定を聞いて納得したけど、クリスが大した出費じゃないと言いたげに「私が払った」と言うから申し訳なくなった。すかさず私がお金を返すと言ってみたけれど、断固として必要ないというかんじなので彼女に甘える事にする


本当にクリスって、なんで私にここまで優しいんだろう?詮索するのは野暮なんだけど、気になって仕方ないわ……


いつも密かに思ってる事で内心首を傾げつつ、不意にパーティ用のバッグと一緒に持ってきた紙袋がガサッと鳴ってその存在を思い出す。紙袋をテーブルの上に置いてクリスの前に押し出した



椎奈「本当にありがとうクリス。お礼の代わりも含めてこれ、オススメだからぜひ飲んで?」

クリス「あら、何かしら?」

椎奈「ハーブティーなの。色々効果について勉強しててね、美味しいものを厳選したからクリスにも飲んでほしくて!」

クリス「そう……ありがとう椎奈。じっくり頂くわ」


受け取ってくれたクリスは柔らかく微笑んでくれた
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