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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第13章 『Goddess』1



椎奈「それにしても、今回のパーティーでクリスも来るなんてびっくりよ。普段はこういう催し物は不参加だって聞いてたし」

クリス「お気に入りの洋菓子ブランドなのよ。参加を迷っていたら貴女も来るって言うし、最近遊んでいないでしょう?一緒に行くのも良いかと思ったのよ」

安室「僕達はクリスに誘われたのもあるんですが、パーティーで推理ゲームがあると聞いて来たんです。一応これでも探偵なもので!」

緋色「そういうこと。勿論、生でSHINAさんにも会いたかったわけだけどね?」

椎奈「そ、そうなんですか?ありがとうございます」



この場に組織のメンバーが三人もいるので、「これは何かあるじゃないか」と疑ってしまうのは仕方がないだろう。本当に只のプライベートな可能性もあるし、確認したかったんだけど……。聞いてみたらクリス以外の男二人、巧みな言葉選びのせいか嘘が感じられない


安室さんの『推理が楽しみで』、じゃなくて『探偵だから来た』という言い回し。諸伏さんの私に直接接触したかったという言葉も、明け透けなぐらい隠された意味が丸分かりだ


クリスは親友として本当の慈愛を向けてくれる、その表情は演技じゃ出せない綺麗さがあった。恐らく降谷さん達はそんなクリスと私の関係性、私自身の素性を調べまくった筈で。そこまで状況を読めた私は、胃の辺りがキリキリ痛んでいくのを愛想笑いで誤魔化すしかなかった───





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