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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第35章 お怒り刑事と少年探偵団



光彦「お隣の人は友達ですか?」

伊達「ああ。同じ警察官で同期なんだ」

萩原「どーも、コイツらとは別部署だから初めましてだね。萩原研二ってんだ、よろしく」

灰原「(この人達が松田さんと伊達さんと萩原さん、ヒロさんの同期で椎奈さんが信頼してる人達……)」




萩原は警備部機動隊の爆発物処理班の人間だ、子供達は初めて会う彼に興味津々であった。そんな子供達三人と無言で松田達をじっと見つめる灰原に対し、持ち前のフレンドリーさで軽く自己紹介をする萩原。彼らとはこの日が初対面の灰原は以前より組織に潜入中の降谷零と、元潜入捜査官だった公安の諸伏景光から色々話を聞いてはいたが、改めて個性豊かそうな三人の味方達に漸く出会うことが出来たのだ。


そしてそれは松田達の方も同様である、椎奈の情報を元に何とか同期が保護した組織の被害者姉妹の片割れ。本名を宮野志保という天才科学者、今は幼児化しているけれど18歳の女の子。現在、この場に集った子供達を事件から遠ざけるのに苦労し、江戸川コナンを工藤新一に戻そうと研究している。



松田「……で、初めて見る嬢ちゃんもいるが、」

灰原「灰原哀よ、初めまして」

萩原「灰原ちゃんね、初めまして」

松田「初めまして」

伊達「おう、初めまして。俺は刑事の伊達航で、サングラスしてんのが松田陣平だ」

灰原「よろしくお願いします。貴方達の話は色々聞いてるわ、この子達が色んな事件で迷惑かけてしまってごめんなさい」



松田に声をかけられた灰原は偽名を名乗って挨拶し、萩原と松田と伊達もまたその順番で愛想よく喋りかけると、実は探偵団の活動という名の危険行為を子供達から教えてもらった灰原が頭を下げる。そうしてあくまで自分達にとって慈善行為だった探偵の活動を悪様に扱われ、『迷惑』とまで言って謝った同級生に子供達はムッとした。元太も歩美も光彦も悪気はない、灰原を不満そうに顰めっ面で睨んでいた。



歩美「そんなぁ、哀ちゃんそんな言い方ひどい!」

光彦「そうですよ、ボク達は警察の捜査に協力したくてしてるんです!迷惑なんてかけてません!!」

元太「そうだぞ!つーかコナンもお前も、少年探偵団の一員じゃねぇか!」

灰原「……あのねぇ、今まで何度も刑事さん達を怒らせて、両親に泣いて怒られて来て迷惑じゃないわけないでしょう」
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