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(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)

第34章 浪花事変(事件はないよ!!)



和葉「え……、えぇっ?!ほんまに違ったんか?!」

平次「何やっとーねんドアホ!!」



店中で号泣してしまった私と、漸く勘違いだと分かって顔を青ざめさせた女の子。そしてコナン君やお父さんも「そうだよな、そうだよな」ととにかく宥めてくれて、服部君が彼女を大声で叱ったその時。椎奈姉さんのマネージャーの緑川さんと、ベージュのキャップとサングラスとマスクで顔が隠れた女性が来店。幼馴染だから一目で分かった、変装している椎奈姉さんだ。お姉さんは泣いてる私を見て目を見開き、服部君とお父さんとコナン君を見渡して「蘭ちゃん泣いてる、何があったの?」と誰にともなく呟いた

──────蘭side END












その日は大阪で何件も仕事を抱え込んでいた。グリリバちゃんこと景光くんと「お昼はお好み焼きにしよう」となって、美味しいと評判のお好み焼き屋に忍んでやって来た。そうしたら何やら小五郎さんとコナンのそばで涙を流す蘭ちゃんと、色黒の青年が険しい顔でポニーテールの女の子の肩を掴んで怒っている光景が。直感でトラブルを確信した。しかも遠い記憶の液晶画面越しに見たことがある二人の男女がいるし、現場は大阪、明らかなに揉めた直後である。


まぁでも意外にあっさり対面したな、色黒青年は新一と同じ高校生探偵の服部平次くんで、女の子の方は幼馴染の遠山和葉ちゃん。でもちょっとおかしい、服部平次や遠山和葉とは最初の方こそ色々揉めていたけど仲良くなったはず……。蘭ちゃんが泣くほど険悪な話ってあったっけ?



椎奈「蘭ちゃん泣いてる、何があったの?」

コナン「ね、姉さ……椎奈姉ちゃん?!」

小五郎「ん?もしかして椎奈ちゃんか?!驚いた、大阪で会うとは偶然だな、あーいや、蘭が身に覚えのない勘違いをされちまってな……」

服部「なぁおっちゃん、その姉ちゃん知り合いか?」

小五郎「ああ、まぁな。椎奈ちゃんは緑川とお忍び休憩か?だったらちょうどいい、色黒坊主とトラブったのはちょっと前に話したろ?今回もまぁ無関係じゃねぇんだ、巻き込んで悪いが付き合ってくれねぇか?」



流石に本来より気が強くない妹分のこの状況は見過ごせず、コナンや小五郎さんに声をかけると私の登場に驚きつつも只事じゃない状況なので苦笑い。
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