(名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした(改)
第31章 10億円強盗事件、後日談
蝶ネクタイ型変声期は番号タイプのボイスチェンジャーで、スピーカーを使って遠くから声を届けられる。これはかなりの利便性だけど、紛失や盗難は絶対に駄目なので他人に使用出来ないセキュリティを追加して、万が一の場合は破壊システムを使う
伸縮サスペンダーは真ん中のボタンを押すと、サスペンダー型のベルトを伸び縮ませるもの。本来の目的は犯人を拘束するために発明したが、異常な強度を誇る仕上がりなので、もっぱら縮む際の力を用いて重い物を動かしたりするためにのみ使用する。緊急性が高くて公共物を巻き込む危険がある時以外は禁止だ
時計型麻酔銃は犯人を拘束する時のみ使い、副作用が強いので絶対何度も同じ人物に使用しない。あくまでシューズとボールで対応出来ない場合の最終手段なので、相手への危険意識を持って後に副作用があるかを確認する。効果は人間が気絶するレベルで成分が検出されない
犯人追跡メガネは伊達メガネのフレームの左側にアンテナがあり、左目レンズは液晶モニターになっている。充電式で弦の部分は外して盗聴器にもなる。 しかも発信機を対象の人物に付ければ、その人物の位置を即座に把握することができて範囲は半径20km程、盗聴機能は特殊な音波で鼓膜を刺激するのでそのまま聞こえる。左の弦の先には集音器が付いている。発信器はシールになっていて、専用の電波遮断の入れ物がある
ターボエンジン付きスケートボードも当初通りで、動力付きのスケートボードだ。子供数人を乗せて走行できるほど出力が高く、最大で車と同じぐらいの速度が出せる。 一緒に普通より頑丈なフルフェイスメットと、風に煽れても形が崩れない真っ黒コートも作った。姿を隠して正体不明の都市伝説になりきる為だ。と言うのも、スケボーに乗った子供が道路を滑走するのは、道路交通法の凡ゆる項目に引っかかるし、大勢に迷惑をかける社会問題である。よってスケボーのデザインも、その辺に売られた物と同じである
まぁほとんどが法律違反の道具なのだが、ご都合通り新一は制限付きの使用が良しになって喜ぶだけで深く疑って来なかったそうだ。代わりに刑事や弁護士として法律を知る毛利親子には通用せず、ある程度ボカして警察のツテに許可を得た事だけは伝えている。それでも渋い顔をされるぐらいの常識はあるので、そこが寧ろ安心したのは泣きたくなった───
